2009年10月12日月曜日

すえたちばな駅

<末橘駅>




この駅は松浦鉄道でも一番最後に平成11年になってから新設されました。急傾斜の斜面に作られたので国道からは約50メートルほど上ったところで車は全く入られません。資材運搬には鉄道を使ったことでしょう。

車では行けず鉄道でしか行けない駅として有名な駅があちこちにあるけど有名にはならなかったようです。
駅名標には、しらうお漁の絵が描いてあり、駅下の末橘川には春になるとシロウオが上ってきます。漁業権は末橘地区内で入札を行い1番札を付けた人1人だけが四手網を使い漁をします。


(2枚目写真)駅下に町営住宅が見えますが、ここに私は結婚当初住んでいました。古ぼけたコンクリートブロックの2階建ての狭いところでした。今は写真のようにこぎれいなものに立て替えられました。
この駅から少し平戸よりに行ったら松浦線では最も長いトンネル(約1.5キロ)があります。上りの勾配は25パーミル(1000メートルで25メートルの傾斜)で、高校通学のときは、いやなところでした。
暖房が効いている冬場はいいとしても、冷房など全くない時代ですから夏場は目いっぱい窓を開けていました。トンネルに入ったらすぐに窓は閉めるのだけど、閉め遅れたり故障していたりしたら蒸気機関車の煙が車内に入ってきて大変でした。
ですからこの経験がある我々の仲間には、蒸気機関車を懐かしいとは思わない、もうこりごりだと言う人もいます。

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