2009年7月18日土曜日

こぼれ話9

(9)袋が浦について


前回のこの写真は「袋が浦」と呼ばれていたところで、現在は西海国立公園の九十九島の一無人島に過ぎない「上小高島(かみこだかじま)」の壊れた橋の部分です。
軽便鉄道が走っていた時分は、観光名所で、1辺200メートルばかりの三角形の天然の生簀でこの橋のところを20~30メートル仕切って魚を生かしていたそうです。
写真右手には立派な建物の料亭が営業していたそうです。今もこの密林の中には廃墟があるそうです。
客としては、佐世保の海軍のお偉方が主だったようで、宮様も来たことがあったそうです。一般的には佐世保から軽便鉄道で臼の浦まで来て、船でこの島へ渡って来ていたようです。金持ちはタクシーで臼の浦まで来た人もいるでしょう。

喜久屋の渡し船「喜久丸」は大活躍していたそうです。
最近すぐ近くの無人島「トコイ島」(時計島ともいう、当時は石切り場があって住人が5~6戸住んでいたそうです)で非常に珍しい花「トビカズラ」が発見されて話題になったこともありました。


<瀬渡し船として現在活躍している「喜久丸」>



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