2009年7月12日日曜日

こぼれ話6

(6)機関手の逆襲2


1988(昭和63)年に国鉄松浦線は廃止になるところ、地元自治体の肝いりで第三セクター松浦鉄道(西九州線)として再出発することとなった。通称MRと呼ばれている。

この頃になると、佐世保の旧制中学に軽便鉄道を利用して通学していた人たちは、地元の有力者となっていた。

懐かしかったのでしょう「旧松浦線を偲ぶ会」の名簿を作り、佐々町の青葉の2階で宴会を行った。

「旧松浦線」とは軽便鉄道のことを意味している。名簿によると、佐世保中学、佐世保二中、西海中学、東和中学、佐世保商業、佐世保工業(いずれも旧制)、以上6校の出身者総勢155名である。残念ながら女学校出身者は除かれている。当日の参加者は70名以上あり大いに盛り上がったというこてである。

上の写真は、そのときの資料の一部である。

その会には、引退した元機関手も呼ばれていたそうです。その席上、飲むほどに、学生時代の悪さ話に花が咲き、上り坂に差し掛かったとき、ブレーキ操作をして汽車を止めた話になったら、元機関手の1人が真っ赤な顔になり、「お前たちだったのか」と元学生の胸倉をつかみ騒然となったそうですが、回りからなだめられそれ以上の大騒ぎにはならなかったそうです。


にほんブログ村 鉄道ブログ 廃線・未成線へ
にほんブログ村

0 件のコメント:

コメントを投稿