2009年5月13日水曜日

柚木(ゆのき)駅


<柚木駅跡>

写真中央5階建て市営住宅のところに昔の柚木駅があった。手前のコンクリートの塊は石炭を貯蔵して貨車に積み込むポケット(ホッパーとも言っていた)の一部が残っている。

相浦駅から建設が始まって終点である。柚木では炭鉱が早くから操業されていて、この石炭を相浦港から船出しするするための鉄道と考えられる。もちろん客として人を乗せて料金を取っている。

大正時代のこの頃佐世保港は軍港として栄えており、民間が使用することは考えられないことだったろう。今の柚木、池野地区は佐世保のベッドタウンとして住宅やアパートが建ち大勢の人が暮らしているが、当時炭鉱以外ではわずかな農家が傾斜地を耕作していたことだろう。この軽便鉄道の開通によって地域が発展したことは確かなことだ。

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