2009年5月5日火曜日

生い立ち

鉄道の佐世保駅は1898年(明治31年)1月に早岐駅からの線路が来て開通した。同年8月には有田―伊万里に伊万里鉄道が開通した。それに比べ北松浦郡の鉄道はかなり立ち遅れている。当時は石炭より焼き物特に有田焼は重宝されていたと言うことだろうか。
<  中倉万次郎顕彰碑  >  
    
佐世保軽便鉄道の開通を年代順に書くと。
              
(1)1918年(大正7年)3月11日 中倉万次郎(初代社長)鉄道敷設願い提出
(2)1918年(大正7年)4月29日 認可される(なんと早いこと)
(3)1919年(大正8年)1月 起工 資本金50万円
(4)1920年(大正9年)3月27日 相浦―大野(のち左石)―柚木 開通
(5)1921年(大正10年)10月 大野―上佐世保(現在俵町聖母幼稚園)開通
(6)1931年(昭和6年)6月 実盛谷―臼浦 開通
(7)1931年(昭和6年)12月 四ツ指(のち四ツ井樋)-佐々 開通
(8)1933年(昭和8年)10月 佐々―世知原 炭鉱専用鉄道を買収

以上で全線が開通した。その際、上佐世保―左石―佐々―吉井―世知原が本線で、左石―柚木、実盛谷―相浦、佐々―臼浦の3線が支線となる。また佐世保― 左石(後には上佐世保)間は連絡バスを鉄道会社が走らせていた。社名も大正10年には軽便を取って「佐世保鉄道株式会社」となる。軌間は 762㎜であるから国鉄の1067㎜よりはずいぶん狭い。
   
  < 世知原の公園 >
世知原の公園1936年(昭和11年)10月1日 国鉄 松浦線となる。軌間は 762㎜のままで。
    






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4 件のコメント:

  1. このコメントは投稿者によって削除されました。

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  2. 大越様
     ブログ開設と佐世保軽便鉄道の調査記事の開始、おめでとうございます。これからの記事に期待しています。頑張ってください!

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  3. Sentimental-way様

    コメントありがとうございます。
    がんばります。

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  4. 佐世保の反対側の伊万里の出身ですが佐世保にも軽便鉄道が走っていたとは・・・・。興味深く拝見させてもらってます。これからも頑張ってください。
    私も軽便鉄道や廃線跡等に興味を持っています。
    http://wakinosuisei.web.fc2.com

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