<まつうらはつでんしょまえ駅>
平成元年に九州電力の松浦発電所が運転開始しました。その年にこの駅も開業しています。
駅の正面の煙突と建物が見えているのが、九州電力の1号機で出力は70万キロワットです。2号機(同じく出力70万キロワット)は電力需要の減少のため建設が延び延びになって2036年といわれています。
写真の右側には電源開発(最近はJパワーと呼ばれることが多い)の松浦火力発電所があり100万キロワットX2で200万キロワットの出力です。
これらの発電機は石炭を燃料として発電しています。全部出来上がったら340万キロワットの「東洋一の石炭火力発電所」といわれています。東洋一という言葉には何か胡散臭さをかんじます。というのも戦時中に佐世保市の真申に出来た通称60P(蒸気の圧力が60気圧のことでしょう)の石炭火力も当時東洋一といわれていました。その後負け戦に突き進んでいきました。
ここのボイラーで燃やす石炭は全て外国から船で輸入しています。何度か見学に行きましたが、比較的小さい船は中国から、大きな船はオーストラリアからのものです。さらに大きな船は南アフリカからも来ています。
数年前になりますが、石炭を荷揚げしていたときに財布を見つけたことがありました。調べたら石炭積み出しをしたオーストラリアの作業員のものだったと新聞報道されていました。
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