2009年9月8日火曜日

浦ノ崎駅

<うらのさき駅>




この駅の駅名標は国鉄時代の木枠みたいです。

伊万里を出発した気動車は浦ノ崎の少し前でトンネルに入る。トンネルを抜けると右手は海岸であるけど、そこには海の眺めをさえぎるようにコンクリートの廃墟が蔦やかずらに幾重にも巻かれてたたずんでいます(2枚目の写真)。


ここは太平洋戦争のとき日本軍の軍艦を作っていた川南(かわなみ)造船所の跡だそうです。後のほうでは、魚雷や魚雷艇を作っていたとも言われています。


私の最初の職場の先輩に松浦から伊万里高校に戦時中通学していた人がいて、当時この辺りを列車が通るときは、海側の窓は全部ブラインド(当時は木製の鎧戸でした)を降ろさせられていたということでした。いかにも旧軍の考えそうなことですね。


戦後の浦ノ崎駅は桜の名所として有名になりました。いつごろ植えられたものか知りませんが、満開の桜の中を気動車が走る姿は絵になりますね。佐賀県の桜の名所のひとつに数えられています。





<満開の桜の中、浦ノ崎駅を出発>







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