2009年7月26日日曜日

昔の写真や資料3

(3)続 井手先生 社章について


井手先生が発表された「松浦線物語」の中に佐世保鉄道株式会社社章として丸の中にSとIを図案化したものがあります。
当時社員だった人から聞きながら図案化されたそうです。

軽便鉄道の機関車、客車、貨車などの古い写真を太田社長さんから見せてもらったり、井手先生から佐世保鉄道の国鉄買収記念アルバムを見せてもらう中で、客車と貨車の横っ腹に大きくはっきりとSとIの図案化されたマークを発見した。なぜか機関車十数枚の写真にはマークははいっていない。他社から中古品を買ったのでしょうか。

そのマークを忠実に再現したのが写真のものです。佐世保軽便鉄道を英語表記したら
  Sasebo
  Insta
nt
  Rail way
となるのかもしれない。この会社ができた頃は大正デモクラシーの時代、英語表記がおしゃれだったのでしょう。I と見るかレールの断面と見るか掛詞ならぬ掛け文字と見たいものです。戦時中の敵性語排斥の頃とはずいぶん違うようです。
しかし、職種については、機関手、制動手、庫内手など英語表記は全くありません。轉轍手(てんてつしゅ)とはポイントの切り替え係りだったそうです。





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