<夫婦石の石>
明治31年に伊万里鉄道が開通したときにできた駅であるから単線運転の無人駅ではあるけど、交換可能駅(上り線と下り線のすれ違いができる駅)です。
夫婦石という地名であるのでそう呼ばれている石があるはずだと、伊万里駅の観光案内所で聞いてみたら、若い女性の係員だったが知らないとのことで、いぶかしがっていたら、夫婦石は有田町で伊万里市の管轄外であるとのことで知らないとのことでした。
駅付近を自転車で回りながら聞いて見ようにも、通行人に出会うことがなく、聞くこともできません。少し離れたところの道端で、スイカを売っているところで、油を売っている模様のお年寄りを見かけので、話しかけたらすぐ近くの、川の中の石がそれだと教えてくれました。(上の下の写真)
その呼び名から、石坂洋次郎の小説に出てくるような、男根と女陰かなとも想像していたけど、溶岩が冷えるときに割れたみたいなものでした。場所を教えてくれたお年寄りは、ぴったり寄り添っているからそう呼ぶことになったのだろうと言っていました。この石は写真のように2つだけではなく、いくつにも分かれているので、家族といったほうがいいような感じを受けました。ちなみに、近くで見かけた英語の標識ではFamilyとなっていたので納得です。
後になって、高校時代の同年の者とスカイプで話していたら、子供の頃はこの近くの伊万里出身で、この付近の川でよく泳いでいたとのことでした。川の水はきれいで淀みの広さも適当にあり、石は格好の飛び込み台となりそうです。しかし、夏休み中の午後だというのに一人も泳いでいるものもなく静かなところでした。この石のすぐ下流に橋が架かっていてこの橋までは有田町で、橋から下は伊万里市ということでした。
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