2009年10月6日火曜日

続・たびら平戸口駅

<平戸口駅の思い出と中倉万次郎翁の胸像>

高校3年間、蒸気機関車が引っ張る列車でこの駅まで来て、桟橋まで歩き、焼玉エンジンの渡し船で通学したので思い出はたくさんあります。

駅近くの小高い丘に公園がありました。平戸瀬戸が眺められ、帰りの汽車を待つ時間つぶしによく行っていました。そこに「中倉万次郎翁顕彰碑」というのが台座だけありました。銅像があったらしいけど、戦時中の金属供出でなくなっていて、銘板だけあり、この付近の鉄道建設に功績があった内容が書いてありました。

その後ここには体育館が建ち何度か行ったことがあったけど、忘れていました。世知原の中倉家ゆかりの人に会ったこともあり、名前は覚えていました。

今回、佐世保軽便鉄道 の事を調べ始めて昔の台座だけでもと思い来て見たけど、田平町の施設がいくつも建ち、木立も大きく茂って見晴らしは全く出来なくなっていました。台座があった付近は建物が建っていて探すのをあきらめたけど、平戸市と合併の後教育委員会の分室になった施設に係員がいたので聞いたら、公園入り口のフェンスの鍵を開けてくれました。

階段を上ったところに当時のこの地方の代議士の眼鏡をかけた銅像は綱島正興氏のものでした。中央には高くて大きな戦没者の慰霊碑が目に付きました。
木が茂ったそれらの奥に(写真)の胸像がありました。銘板を読んだら昭和37年に自民党の大物代議士大野伴朴氏が発起人代表で建てたものでした。

それにしてもこの公園は普段は鍵をかけて入れないようになっています。入り口が鍵で閉ざされた公園ははじめて見ました。もっとも見晴らしは全く望めないのだから誰も来るはずはないということでしょう。


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