2009年5月21日木曜日

実盛谷トンネル(中里側)










上の写真はすべて実盛谷トンネル(中里側)入り口付近である。撮影日は上から順に平成21年1月20日、1月23日、3月8日である。
最初に行ったとき、真申側からトンネルを通り抜け、中里側へ出たら、そこは工事現場だった。

変なところから人間が出てきたと、怪訝な顔をしてブルドーザの運転手は作業を中断してこちらの質問に答えてくれた。間もなくこちら側は塞がってしまうこと、反対側もいずれ入り口は塞ぐことになるとのことだった。
真申駅からゴム長靴に懐中電灯を持って歩いてきた。途中、岩の堀切や潅木が茂っている細い線路跡の道は普段ほとんど人通りはなく、60年以上荒れ放題の割りにしっかりした道だった。

トンネルの中も一時期きのこ栽培をしたことがあったということで、資材が少しは散乱していたが、歩くことが出来た。多少手を入れれば立派な散策コースが出来ると思われた。
この実盛谷トンネル前後の線路跡の道を歩いて、この道を残したい。記録だけでもしっかり残したい。と言う気持ちから写真を撮り、お年寄りの話を聞いて取材を始めていった。

だんだん興味が広がり、佐世保軽便鉄道全体へとなっていった。

2 件のコメント:

  1. すでにこのようになってしまいましたか。
    しかも近いうちに真申側も埋められるとは。
    せっかくの産業遺産というのに、高速道路開通後に遊歩道として再整備する案などなかったのかと、今更ながら思ってしまいます。
    そういえば、小浦駅そばの臼ノ浦線の鉄橋も、小浦駅の駅舎も、いつの間にかなくなってしまいました。今では佐世保炭田があったという痕跡でさえ見つけることが困難になってきています。

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  2. ペンさんへ
    まだしばらくは塞がらないと思いますが、早めに行かれることをお勧めします。長靴と懐中電灯は必需品です。中里側が低いので中には雨水が溜まって抜けきらずにあるかもしれません。

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