2009年11月6日金曜日

真申駅

<まさる駅>


昭和6年に初代真申駅は現在地より佐々寄りの佐々町内に作られました。この付近は佐世保市と佐々町境が複雑に入り組んでいてよそ者にはわかりません。

国鉄となり改軌された線路を引くのにこの海岸よりの土地は潟地でかなり苦労があったようです。そのため松浦線の中で最後に線路の敷設が終わったところといわれて、この駅前に記念碑が建てられています。(写真1,3,4枚目)

(2枚目の写真)この鉄道では数少ない交換可能駅です。しかし乗降客はこのとき1人だけでした。そしてカメラを向けたらホームの待合室の中に隠れてしまいました。


この駅のホームは島式2線で、下り(右側)の車両が出てしまうまで手前の階段には遮断機が下りていて右側の道路へ行くことはできません。ですから隠れたのではなく気動車が出るまで腰かけて待っていたということでした。




(3,4枚目写真)は松浦線全線開通を記念して建てられたモニュメントと説明書きです。
この駅の海岸側には火力発電所がありました。できた当時は東洋1の出力を誇っていました。高校生の頃若い女性に髪を高く巻き上げるのが流行したとき、それを見て「真申の煙突」とよくいっていました。
この発電所も寿命がきて取り壊されるときの解体工事で死者が出るという痛ましい事故もありました。上に何人も乗ったままに鋼材をガス切断して墜落したと報道されていました。
最近この付近には高速道路とは別に、立派なバイパス道路が工事中です。この田舎には珍しい立体交差になるそうです。民主党に見つかったら工事を差し止められるのではないでしょうか。

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